
ミステリー大好きなパートナーに薦められて
7月は6冊の小説を読みました。
持ち込んだ2000冊の小説の置き場に窮し、
彼女は泣く泣く大半を古本屋さんへ。
本好きは古紙回収には出さず、再び誰かの
手に渡る方法を選ぶんだそうです。
さて私は物語性への渇望からか、小説や映画
にハマる時期があります。今がそうかも...。
「図書室の海」恩田陸
「くわえ煙草で死にたい」都筑道夫
「ホテル・ディック 探偵は眠らない」〃
「デスマスク展示会」〃
「世紀末鬼談」〃
「花の下にて春死なむ」北森鴻
恩田陸さんの短編集「図書室の海」に収めら
れた「オデュッセイア」がとても素晴らしい。
そこに住む人たちを守りながら、旅を続ける
不思議な城郭都市ココロコのクロニクル。
二読目はストーリーが判っているのに、いや
判っているからこそか、
ココロコの姿が目に浮かび、電車の中なのに
目頭が熱くなりました。ヤバい!
建築ゴコロにジーンときます。
北森鴻さんは山口県の出身。表題作では
下関市の長府という歴史ある町が舞台。
私は7年ほど下関市に住んでいました。
作中、描かれている地方都市の良いところも
頑迷なところも、私の経験とシンクロします。
故郷に想いを馳せながらも帰れない弟と、
呼び戻せない姉。切ないストーリーでした。
東京で『香菜里屋』のようなお店との出会い
に期待しながら、シリーズを読書中。
中辻正明・都市建築研究室
http://www2u.biglobe.ne.jp/%7Em-naka/

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